体毛の不思議な役割を知っていますか?

体毛は、すべての動物にあるというわけではありません。
進化の過程で哺乳類になって初めて見られるものです。
一説では、ヘビやトカゲといった爬虫類のウロコが進化したものだといわれています。
とはいっても、人の体毛は他の動物に比べてきわめて薄く、しかも少ないので、一見、退化したように思えますが、長さが短いだけで密度自体はサルに劣っていないという指摘があります。
肌を服で守るようになった人にとって、一見無用の長物にも思われる体毛ですが、実は触覚器官としてはきわめて重要なものなのです。
また、心理学的な面も含めて、正常な性成熟との関係も見逃せません。
つまり、思春期になって体毛が生えないというのであれば、重大な悩みとなりますし、大人としての自覚にも深く関わってきます。
衝撃を和らげるクッションとしての役割もあります。
ところが、頭髪は別として、あまり役に立ちそうにもない体毛はいったい何のためにあるのでしょうか。
実は、体毛は、体の保護というとても大事な役目があるのです。
そもそも人間も、原始時代は他の動物と同じように、体じゅうが毛におおわれていました。
そのおかげで外部環境の刺激を直接受けることなく、毛をクッションとして外界からの刺激を弱めたのです。
たとえば厳寒の季節には、肌の表面が直接外気に接すると、体温はたちまり下がり、動物は凍え死んでしまいます。
逆に照りつける太陽の光を浴びれば、やけどをしてしまいます。
また、何かにぶつかって毛がクッションの役目をしてくれますので、肌を傷つける確率がグンと下がります。
このように体毛は、外部環境の変化や物理的な衝動を和らげるのにたいへん重要な役割を果たしているのです。

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