毛の構造

自分の毛をちょっとひっぱって、抜いてみてください。
思ったよりも長くありませんか?
このように、毛は体の表面から出ている部分と、皮膚内部にある部分とに大別されます。
体の外に出ている部分を「毛幹」、内部にある部分を「毛嚢」または「毛包」、少しあいまいに「毛根」と呼んでいます。毛嚢は長い縦軸に沿って、3つのゾーンに分けられます。
もっとも底にあたるゾーンは毛球(毛根の一番根元のふくらんだ部分)の周囲で、生化学的な合成と組織化の部位です。
ここに入りこんでいる血管から栄養分を受け、毛母細胞が分裂し、毛として成長していくというわけです。
次のゾーンはケラチン化ゾーンです。
ケラチンとは、羽毛、爪、角、ひづめ、毛髪などの主な成分で、硬タンパク質の一種です。
アミノ酸の一種であるシスチンという物質が結合することで、細胞はケラチン化します。
言いかえれば、ここで毛としての性質が作られるといってもよいでしょう。
最後のゾーンは、もっとも体の表面に近い部分ですが、ここは脱水されて角化した細胞と、細胞同士を結ぶ「細胞間結合物質」からできています。
はじめのふたつのゾーンは、「トランジェント部」と呼ばれています。
毛を縦割りにして断面から見ると「外毛根鞘」と「内毛根鞘」でおおわれています。

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