毛は触覚や大切なものの保護器官

体毛というのは「ツルツルしている」「ゴツゴツしている」といった感覚を体に伝達する働きもあります。
すっかり毛がなくなってしまうと、毛があるときに比べて圧倒的に触感に差が出るという実験結果があるほどです。
さらに、発生部位によっては、それぞれ独自の働きもしています。
たとえば、頭髪は人間にとってもっとも大切な脳を、紫外線や外的刺激から保護するものですし、眉毛はゴミや虫などの異物から目を守るものです。
同様に鼻毛はゴミの侵入を防ぎ、また、外気を体内に取り入れる前に温めるという見逃せない働きもあります。
役に立たないように思えるワキの毛でさえ、両腕の摩擦熱を防ぐためにあるといわれています。
そして、かなり需要な役割と思われるのが、体内の毒物を排出するということです。
とくに、体内に水銀などの重金属が入りこんでしまった場合、その排出は、多くの毛によって行われるのです。
あまりふさわしい例ではないかもしれませんが、この性質を利用して、水俣病患者の認定がなされているようです。
犬に重金属を与えて行った実験によると、肝臓から排出される数倍もの量が、毛から排出されたという結果もあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です